パートで「希望のシフトに入れない」時に

シフトに入れない

「パートを始めたが、希望通りに働けない」
「シフトが削られてしまって・・・」

最近こんなお悩み、ご相談が増えています。

今回は、パートのシフトが変わってしまう3つの理由。そして、希望通りのシフトで働くためにやるべきことについてお話し致します。

1.希望シフトで働けない:①社会的要因

「求人広告には「月・水・木」の9時~15時と書いてあったのに、初めて見たら月・金の9時~12時しかシフトに入れない・・・」

このように、応募段階での条件が勤務開始後にズレてしまうことが良くあります。

何故こんな事が起きてしまうでしょうか?

いきなり元も子もないお話で恐縮ですが、不景気や天災、疫病等の社会を大きく揺がるす事態が要因となる場合です。

企業は、売上、利益が確保出来ない事を見込み、従業員のシフトカット(変更)、募集の停止、最悪は解雇などの対応を迫られます。

「特例」と言いたいところですが、、リーマンショック、東日本大震災、そしてコロナウィルスと、10~15年の間に何度もこのような事が発生していることを鑑みれば、「特例」で片づけるべき事ではないのかもしれません。

特例下では下手に動かず、シフトカットを甘んじて受入れるのが鉄則。ただし、回復の兆しが見えてきた時点でしっかり職場に相談して下さい。

黙っていても元には戻りません。
自分がそれ(元の条件に戻すことを)を強く望んでいるという事をしっかりと会社に伝えることが重要です。

大切な事なので繰り返します。
景気が回復しても、特例下の状況で出来上がったルールは黙っていては代わりません。

文句をいう必要はありません。

しっかりと元の希望のシフトに戻してもらえるか?そしてそれはいつごろなのか?を職場に相談するようにしましょう。

2.希望シフトで働けない:②他の人の都合

希望のシフトで働けない一番の理由はこれ。
募集時点では「空き」だった曜日が、既存スタッフの都合により埋まってしまい、新人にそのあおりがくる。

「じゃあ、最初からそういってよ!」という気持ちは分かりますが、感情はさておき、会社の立場になってクールにそしてデジタルに考えてみましょう。

長年の勤務で戦力が証明されている既存スタッフとまだまだ未知数の新人を比べた時にどちらが、仕事に穴を開けないと思いますか?

重要な事は仕事の出来・不出来ではなく、どちらが「穴を開けない=仕事を止めない」可能性が高いかという点です。

いくらやる気が合っても、実績を出されてしまえばそこまで。明らかに新人の方が分が悪い比較となります。

【対策】
まずは一旦、新たな条件を受入れられるかどうかを検討してみましょう。
「なんか負けるみたいでイヤ」という気持ちは分かりますが、ここは冷静に判断。

曜日や時間が変更になった時に、生活との折り合いはどうなるか?本当に無理なく働けるかどうかを冷静に計算、判断し大丈夫そうであればお話を受入れてあげましょう。

この時に大切な点が2つ。
①交換条件があれば出す
・例えば、曜日は合わせるが時間がこちらの希望を優先してほしい、またその逆など。

②当初の条件を忘れない
・我慢をして条件を飲んだのであれば、いつか自分がその既得権を使えるよう、自分も、そして相手にも当初の条件を植えつけることを忘れずに。

当初の約束が反故にされる「悔しさ、怒り」は一旦消化しましょう。

それよりも、逆に「おいしく」なる位の交換条件を考えることに熱量を注ぎましょう。

自分を優先してもらうことで変なプレッシャーを感じるのもごめんですしね。

3.希望のシフトで働けない③:怠慢、下手

信じ難いことですが、シフトや人員のコントロールが絶望的に「へた」な会社があります。

また、従業員の都合を考えずに、「仕事だから」とよくわからないビジネス倫理を振りかざし、都合や条件を無視したシフトを汲む担当も存在します。

果ては、人が足りているのに「とりあえず採用しとけ」という会社も実際に存在します。

もしこのような会社や担当者に「あたってしまった」場合には、速やかな退職・転職をお勧めします。

例え仕事が楽しくても、周囲の人間関係に恵まれていたとしても、いや、ならばこそ、怠慢と能力の低さで自分のメリットを壊してくる担当がいる会社にはいない方が良いかと私は考えます。

どのような会社がそうなのか?

一概には言えませんが、少なくとも、何の説明もなくシフトを変えたり、強権を発動するようなところは、その匂いがしますね。

4.≪対策≫これからパートで働く方の為に

さて、ここからは「希望のシフトに入れない」とならないために、「これだけはやっておくべき」と思われる対策をご案内します。

≪とにかく確認をすること≫

これだけです。

「自分の希望条件をしっかりと伝え」、

「その通りに働けるのかどうか」を

面接、採用連絡時、入社手続き時、勤務初日」に、

口に出して相手に確認をする事です。

よく、「履歴書の本人希望欄に書いたのに・・・」とおっしゃる方がおられますが、弱いです。読まれていない可能性が高いです。

大切な条件ならばこそ、折に触れて、しっかり口頭で伝えて、相手の反応も確認します。

「いったはずなのに・・・」とならないよう、相手からの「分かりました」、「はい」をしっかりと引き出しておくことが重要です。

採用の面接は何かと緊張するもの。別に本命でも何でもない会社でも、自分を良くみせよう、相手に好かれようとしてしまうのは本能です。

しかし、それでもここだけはしっかり確認しましょう。

例えそれで落とされたとしても、「条件を守ってくれなさそうな会社で自分が行くべき会社ではなかった」と思えばいいだけです。

勇気がいる事かもしれませんが、仕事は入口が肝心。
自分の条件を口頭で、節目ごとに相手に伝えることをお忘れなく。

5.≪対策≫既に働いている方の為に

既にお仕事をしている方は、会社の状況はお立場に配慮しながらの対策が重要です。

まずは、「会社の状況」を把握しましょう。
前述した「①社会的要因」がシフトに影響している場合には静観も重要。

確かに約束が反故にされたという一面があるものの、どうしようもない事態であることもまた事実。

もしも見て、感じて分からない場合には、上司や店長などの責任者にお話を聞いてみるのが一番です。

「シフトはいつ元通りになりますか?」

こう聞けば、戻らない理由についても言及してくれるでしょう。相手への配慮を考えた場合にも、このように率直に聞いてしまうのがベター。

心象の観点から、間違っても、「労働契約違反」といったニュアンスでお話をするのは避けましょう。

社会的要因の影響がない思われる場合について考えられる理由と対策は既に記したとおりです。

理由②:他の従業員の都合
理由③:怠慢、下手

をご参照ください。

大切な事は担当者に直接お話を聞いてみる事です。
聞き方は、

「シフトはいつ元通りになりますか?」

でOK。決して仲間内で「ワチャワチャ」やらずに、一人で「モンモン」と妄想せずに、当事者同士でお話をしてみる事です。

やっぱり勇気がいりますよね。分かります。
でも、ほかならぬ自分の事です。ここは頑張りどころです。

 

いかがでしたでしょうか?
今回はパートで「希望のシフトに入れない」というお悩みへのアンサーを私なりにまとめてみました。

本稿執筆の時点では、社会的要因でシフトカットが増えており、シフトに関する問題も一昔前とは様変わりしています。

昔:「出れないのに、無理やり・・・」
今:「出れるのに、カットばかり・・・」

問題は代わっても、やはり条件についての確認は当事者同士が胸襟で行う必要があることに代わりはありません。

約束が反故にされることには必ず理由があります。状況は変わらずとも、理由を知り「腹落ち」することで、気持ちもスッキリし、様々な対策を考えていくことも可能になります。

繰り返しますが、勇気がいる事です。条件を確認するだけなのに、自分は間違っていないのに、なぜか緊張するのも分かります。

でもここは頑張りどころ。希望の条件を取り戻す為に、またそれが叶わなくても、しっかり「腹落ち」、「納得」するためにも、ちょっと勇気をだして、頑張ってみてください。


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