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パート面接におけるマナー


面接で気を付けなければいけないことは、何をおいても「マナー」です。

志望動機や、前職の退職理由云々・・・と難しいことを考える前にまずは、相手に不快な思いをさせないことが何よりも大切です。

今回のコラムでは、

パートの面接で、知っておきたいマナーについてご紹介。

「好感度を上げる」為のコツはそんなに難しいものではありません。

1.感じの良さが何よりも大切

結論からいきます。

面接マナーにおいて何よりも大切なことはズバリ、

「感じの良さ」

これにつきます。

正しい言葉遣いで、質問には気の利いた回答を返し、自分の事をしっかりと語れる・・・

こういういわば「面接の戦略」は横に置いておきましょう。

面接が苦手な方の多くは、「面接でどうあるべきか?」という事を難しく考えてしまい、マナーと戦略をごっちゃにしてしまう節があります。

「戦略」なんて難しく考えない。「面接攻略」なんて欲張らない。

とにかくマナーを重んじ「感じ良くする」。これだけで十分です。

日がな面接をしていて感じるのですが、採用するかどうかは別として、「感じが良い方だなぁ」と感じるとこちらの口も流ちょうになり、会話が弾み、面接が非常にスムーズに進みます。

時には、完全に相手にノせられてついつい要らないことまでお話ししてしまうこともシバシバ。

お話ししたくなっちゃうんですよ、色々。

教えたくなっちゃうんですよ、あれこれ。

ちょっと言葉遣いが悪くても、

ちょっと声が小さくても、

話し方がしどろもどろでも、それでも「感じが良ければ」大丈夫。

時には面接官をノせてしまうような力すら持っている「感じの良さ」こそが面接におけるマナーの大原則であるという事をまずは抑えてください。

戦略や攻略法もマナー無くしては無意味ですし。

それに時にこの「感じの良さ」こそが、マナーを飛び越えて攻略法となることだってあるのです。

2.面接における「感じの良さ」とは?

人が人に対して持つ印象は千差万別で絶対はありませんので、私が「良い感じ」と思っても、別の方は「最悪」と感じて当然。

したがって「何をもって感じが良い方か?」を広義で断定することできませんが、面接の場という限られた狭義のシチュエーションにおいてならば、ある程度限定することは可能です。

私の経験から、「感じの良い方だなぁ」と感じるポイントを4つご紹介します。

【感じの良さ、4つのポイント】

①しっかり挨拶をする

→大声は不要。

②相手をしっかり見る

→よそ見をせずに話をしている人を見る

③よくリアクションする

→相槌打って、「聞いている」を伝える

④ゆっくりお話する

→間違ってもよいのでゆっくり丁寧に

どうですか?

「引っ張った割にそんなことか」という声が聞こえてきますが、本当にこれだけ。

しかし、これができない人が意外と多いのです。

まぁ、真面目な顔をした知らない人(面接官)と、密室(面接室)で二人きりになって難しい話をするわけですから、緊張するのは当然で、簡単なようで難しい事かもしれません。

しかし、何も別人のごとく、「明るく元気で社交的になれ」といっているわけではありません。

ひとつひとつの行動を雑にしないで、しっかりと行う事。これだけなんです。

「感じよく」を一言で言いかえれば「丁寧に」ということなのかもしれません。

さらに「丁寧」を「ゆっくりと」に言い換えても良いかもしれません。

「冷静」にとか、「正確に」というと難しくなりますので、あえて「ゆっくりと」と定義します。

緊張しててもいいですよ。とちってもいいですよ。

慌てず、騒がず、あくまで「ゆっくりと」。

「ゆっくり」が「丁寧」になり、それが「感じの良さ」につながっていく。

こんな理屈で考えてみてください。

3.感じの良さを伝える具体策

前項でご紹介した【感じの良さ、4つのポイント】を一つずつ深堀していきましょう。

①感じよく挨拶をする

→大声は不要です。語尾が尻すぼみで聞こえなくならないよう、最後まで話しきりましょう。

【例】

・おはようございます。10時から面接のお約束を頂いている〇〇です。

・おはようございます。10時からの面接に伺った〇〇です。

・おはようございます。10時から面接の〇〇です。

→ポイントは冒頭の「おはようございます」。それ以降はどの言葉を

使ってもOK。難しく考えずに、相手にしっかりゆっくり挨拶をしましょう。

②感じよく話を聞く

→よそ見をせずに相手を見ること。相手がしっかりこちらを見てお話しをしている場合、よそ見はあなたが思っている以上に相手に伝わってしまうので注意が必要です。

→できれば相手の目を見てお話を聞きたいところですが、苦手な人、いますよね。

そんな時は、目ではなく相手の眉間をみて下さい。これでOK。

有名なテクニックなのですが、眉間を見られている側は、自分の目を見られている感覚になるのだそうです。効果はてき面。

ぜひお試しを。実は私はいつもこの手を使っています。苦手なんですよ、目を見て話すの・・・

③感じよくリアクションする

→要するに、相槌をしっかり打って相手に「あなたの話を聞いているよ~」

を伝えるという事です。

別につまらないギャグで笑えとか、大げさに驚けという事ではありません。

相手の話しに、「はい」と応じたり、「ふんふん」とうなづいたりとこれだけの事をしっかりやるだけです。

一点だけ注意があるとすれば、相槌に言葉を乗せるときには、「はい」や「ええ」が無難です。「うん」は少し偉そうに聞こえるので

避けた方が無難でしょう。

④感じよくお話する

→マイクが自分に回ってきたときのコツは、間違ってもいいのでゆっくり丁寧にお話することです。

緊張から早く解放されたくて、まくしたてるようにお話しする方がいらっしゃいますが、これはNGです。

私はセミナーやプレゼン等で人前でお話する機会に恵まれることも多いのですが、その時に心がけているのは話している自分が「ちょっと遅いな」

というくらいのペースで話すこと。これでちょうど良いのです。

→緊張してまくしたてて話す内容は得てしてその内容が取っ散らかることが多く、話の着地が見えないまま尻切れトンボで終わるせいで、その後の面接官からの質問とその回答を経てようやく話しがまとまります。

仮にそこまでに5分かかるなら、5分間ゆっくり話した方が効率的です。

またゆっくり話せば不思議と内容がまとまり、「着地が見えない」なんてこともありません。自分が何をしゃべっているかがしっかりと把握できているからです。

そしてそれが話の分かりやすさにつながり、聞き手に不快な思いをさせないことで、

「感じの良さ」につながっていくのです。

4.感じ良さで実のある面接を

相手に「感じの良い方だな」と思ってもらうことを、戦略ではなくマナーと定義しました。それは、

「面接官に感じが良いと思ってもらえれば採用される」

という誤解を避けるため。

お伝えしてきた内容はあくまでマナー、いわば「最低限の礼儀」のようなもので、うかる、落ちるのテクニックはこのマナーの土台の上に積み上げていくものであるという考えを持って頂きたいからです。

マナーだけでは受からない。しかし、このマナーがあればこそ面接で最も大切な2つの事を成しえることが可能です。

①聞きたいことを聞く事ができる

②伝えたいことを伝えることができる

面接の場は本来、求職者と求人者がこの2つをすり合わせることが目的のはず。

それがいつからか単なる求職者の選別に場になったり、また受からんが為に自分を装ったり、また人と企業が互いに騙し合いをしたりと、本来の目的とは逸脱した方向に進んで行ってしまっているように感じます。

良い面接にするには、求職者、求人者互いの協力が何よりも大切。

その中で今回ご紹介した、「面接で感じ良くする」ことは、守るべきマナーであるとともに、面接を良い場所にするための求職者側の歩み寄りに他なりません。

マナーを守って感じよくすることで、聞きたいことを聞けるように。

マナーを守って感じよくすることで、伝えたいことを伝えられるように。

これができれば面接はきっと良い場になります。

うかる、落ちるを超えて。

「実になる」のではなく、「実のある」面接にするために。

「今日面接にいってよかったな」

こんな気持ちになれる面接の実現のため、しっかりマナーを守って面接に臨みましょう。

最後に繰り返します。

面接で守るべマナーは、「感じよく=ゆっくり」。

以上です。

 


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尾形 豪
1974年7月3日生まれ、中央大学文学部英米文学科卒。千葉県内でパート専門の人材派遣を展開するワークパワー株式会社の営業兼、代表取締役。一児(娘)の父。趣味は旧車バイク乗り・いじり、ドラム、食べ歩き。