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アルバイトとパートの違い


パートとアルバイトとの違いについて気にする方って結構多いんですよね。

「何故違いにこだわるのか?」はさておき、今回は、実は意外と質問が多いこのテーマ。

「パート」と「アルバイト」との違いについて

わかりやすく解説いたします。

1.法的な定義について

まずはアルバイト・パートの法的な定義からお話し致します。

実は法律の定義ではアルバイトのパートも「労働者」という極めてざっくりした枠でくくられているだけで、違いはありません。同じです。

いうなれば呼称が違うだけで、先に結論から申し上げれば、「アルバイトもパートも法律的には同じ働き方」であり、日本では、「対象が誰か?」、つまり「アルバイト・パートをやっている人が誰なのか?」によって使われ方が違う言葉であるというと何ともスッキリしない結論となります。

ちなみに、法の定義というレベルでお話をすれば実は「契約社員」も「フリーター」も定義はなく、もっといえば「正社員」ですら、一体何であるのか?という定義はありません。

俗に言われる、

・正社員=正規雇用されている人

・契約社員、フリーター、パート、アルバイト

=正規雇用でない人(非正規社員)

という括りでさえも法的な定義はなく、あくまでその状態を分かりやすく表現するために社会や企業が作ったいわばニュアンスであり、造語なのです。

 

2.アルバイト・パートのあいまいな定義

法律的な解釈はいったん横に置き、アルバイトとパートの一般的な違いについてお話を進めます。

【一般的なアルバイトとパートの定義】

(1)アルバイト
・本業の傍らで収入の得るためにお仕事をする人
※よって広義ではパートもアルバイトに含まれる。

(2)パート
・上記の中で働く日数、時間が限られる方。(Part=部分的という意味)

文章が固くなってしまったので、例を出して説明します。

例えば大学生。

17時までは「本業」である学業にいそしみ、それ以降は居酒屋でお仕事をという方がいたとします。

この場合、大学生の働き方は、

・本業で働く傍ら~という点からは、

(1)のアルバイトと定義することもできますし、

・働く時間が限られている(17時から)という点で

(2)のパートと定義することが可能です。

例えば主婦の方の場合。

「育児」の傍ら、週3日間お仕事に出る主婦の方は、一般的に「パートさん」等と呼ばれますが、主婦の本業は「育児にある」と考えれば、上記(1)のアルバイトの定義にも当てはまりますので、「アルバイトさん」とも呼べるはず。

このように、「アルバイト」と「パート」が指し示す対象が広範にわたるため、その区別が難しいというのが実態。

前述した【一般的なアルバイトとパートの定義】において、そのどちらにも含まれるケースの方が多く、矛盾をはらんでいるので、「どちら」と言われても困るというのが実情なのではないかと考えます。

個人的な解釈ですが、私は「パート」に統一してしまってよいのではないかと思っています。

3.結局はやる人で決まる

国語的な意味においてはアルバイトもパートも違いはないと思われますが、それでも今の世の中では、「アルバイト」と「パート」は分けて使われています。

どこで分けられているか?

それは、「誰がそれをやるか」

という点。もうこれのみかと思います。

夕方から夜まで居酒屋で働く学生さんは、自分の仕事の事を「バイト」、あるいは「アルバイト」と呼びますよね。

「俺、今日バイトあるから」という感じ。

「俺、今日パートあるから」とはいいませんし、自分が勤務先側の人間なら、若い学生を捕まえて、「ちょっとパートさん」とは言わないですものね。

パートも同様。子供が2人いる、40歳のママさんは、

「私、週2日でパートしてるんだ」ということが多いのではないでしょうか?

もちろん、「私、週2でバイトしてる」という方もいますが、勤務先からしてみれば、「パートさん」という感覚なのではないでしょうか?

まとめると、

アルバイトとは、30歳未満の本業以外の仕事

パートとは、30歳以上の本業以外の仕事

こんな解釈でおよそ間違いはないかと考えます。

4.フルタイムパートってどういうこと?

法律的な解釈はいったん横に置き、アルバイトとパートの一般的な違いについてお話を進めます。

アルバイト・パートの違いについて一般的な解釈をご紹介しましたが、最近また頭がこんがらがる様な言葉が世の求人サイトをにぎわせています。

それは、「フルタイムパート」という言葉。

フルタイム=8時間とパート=部分的(3~5時間位)。

相反する言葉が合体した、まるで「ベジタブルミート」的なこの言葉。

この言葉も使う人によって意味あいが変わってきますが、一般的には、

1回に働く時間は8時間、勤務日数は週2~3日程度

という解釈で宜しいかと考えます。

要するに時間はフルタイム、日数はパート(タイム?)という事。ちなみに、この先「フルタイムバイト」何て言葉が流行ったとしても

同様の解釈でよいかと思います。

いかがでしたでしょうか?

皆さんが気にしているアルバイトとパートの違いとは、「法律的な部分」での違いは一切なく、あくまで呼び方の違いだけ。

若者はアルバイト、それ以外はパート。

違いはあくまで「呼び方」のみ。

こう書くと、「パート」がまるで年寄り向けの働き方の様に聞こえてしまいますが、言葉の意味の上ではあくまで「パート」がすべてを含んでいるという解釈も成り立ちます。

アルバイトは学生のうちにすること。

こんな大人の解釈でアルバイトとパートを区別していく方法で問題はないかと存じます。


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尾形 豪
1974年7月3日生まれ、中央大学文学部英米文学科卒。千葉県内でパート専門の人材派遣を展開するワークパワー株式会社の営業兼、代表取締役。一児(娘)の父。趣味は旧車バイク乗り・いじり、ドラム、食べ歩き。